後日談1 加奈の決意
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るべきか………
………しかし、何かいつも以上に星達との雰囲気が甘い気がする。
「零治!」
「ああ、神崎。管理局の方は良いのか?」
「取り敢えず本局は何とか稼動を始めたよ。っと、そんなことより休み時間ちょっと時間あるか?」
「ああ、俺も話しておきたい事があるから」
そう言ってとりあえず、零治と離れた………
あの様子からするともしかして………
「うん?神崎、どうした?」
「加奈は?」
「ああ………加奈は休みだ………」
「休み?」
って事はやっぱり………
「神崎、お前は………」
「ありがとう桐谷!」
先ずは零治から話を聞くのが先だな………
2時間目休み時間………
「そうか………」
「なあ零治、どう思う?」
零治を連れ出し、屋上へ上がる階段に2人座って話をする。
「そんな難しく考えなくていいんじゃないか?お前をエース・オブ・エースにするって案はよく分かるし」
「だけど、もしあのクレインが絡んでいたら………」
「それは無いと思うぞ。もうクレインに管理局へのツテは無いだろうし、今現在のトップはあの伝説の三提督だろ?」
「まあそうだけど………」
「俺は原作をちゃんと知っている訳じゃないから、何とも言えないけど良い人達なんだろ?」
「そうだけど………」
「なら喜んで良いんじゃないか?ミッドの守護神さんよ」
零治は気楽に俺の肩を叩くが、俺にとってはかなりのプレッシャーだ。
バルトマンだって結局零治が倒したし、俺はバルトマンに言われ放題のまま負けてしなった。
『魔力だけに頼ってるからこうなる』
そう、俺には武術の心得なんか無い。
戦い方も魔力に頼った攻撃ばかり。
それがいかに通用しないのかを痛感した………
「本当に俺で良いのかな………?」
「ああ、やれるだけやってみろよ」
………そうだな、取り敢えずやれるだけやってみよう。
俺に期待してくれてる人もいるし、何よりもう負けたくない。
「………で、零治。加奈が休みな理由知ってる?」
「ああ、むしろ俺のせいなんだよな………」
やっぱりか………
「詳しく聞いていいかい?」
「………じゃあ零治は星達に告白したんだね」
「ああ、ちゃんとOKも貰った」
加奈………
俺的にはとても嬉しい結果の筈なのに全く喜べない。
むしろ加奈の思いを踏みにじった零治を………
いや、零治も悩んで決めた事だもんな………
「だから加奈の思いには答えられないと言ったんだ」
零治の目から迷いは無かった。
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