第92話 ウォーレンの贈り物
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な暇はない、今がチャンスなんだ!!」
桐谷がそう言った瞬間、いきなり周囲の空気が震え出す。
「何だ………!?」
その原因はバルトマンにあり、バルトマンから膨大な魔力があふれでている。
「フルドライブ………」
「コアが!!」
見るとコアから膨大な魔力が放出されている。
「コアを破損させたせいで暴走した………?」
「ラグナル、ブラックサレナ!!」
『イエス、マスター!!』
零治がブラックサレナに代わり、桐谷を含め、神崎、加奈、アギトを庇うように、射線上に立ち、フィールドを張る。
その内にバルトマンの膨大な魔力が斧にどんどん集束されていく。
前に放ったジェノサイドブレイカーとは比べ物にならない程の魔力が斧に集められた。
そして、大きな球体を作り出し、斧を高々と上げた。
「ワールド・オブ・デストロイヤー………」
世界を破滅させる程の集束魔法が零治達に向けられ、放たれた………
シャイデは魔力の糸をイクスの左胸に伸ばし、針を刺すように突き刺した。
「イクスヴェリア君に使われているコア自体はそれほど耐久性は無い。心臓に負担にならないように最小限の魔力を流さなくてはならない………それ故に魔力操作が上手く、魔力ランクが低い人が最適だったんだが………」
「大丈夫よ必ず成功させてみせる………」
そう言いながら指を細かく、慎重に操作し、操作するシャイデ。
「………到達したわ」
「ここからが本番だ。慎重に、ほんの少しづつ………」
スカリエッティが説明してる途中で彼等の近くに砲撃魔法が放たれた。
「くっ!?彼女達も疲労してきている………それに03と言うマリアージュの準備も完了しているだろう。後はクアットロのシルバーカーテンの効力とシャイデ君の腕次第か………」
『ドクター!!更に零治君のブラックサレナの反応が!!』
「ここにたどり着かせる訳にはいかない。私が足止めをしよう」
『ドクター!?』
「大丈夫だよウーノ、勝てなくても足止め位してみせるさ」
そう言ってスカリエッティはグローブを自分の手にはめた。
『マ、マスター………』
「頑張れラグナル………」
前方に集中してフィールドを張る零治。
「零治、耐えろ………」
その後ろからアルトの桐谷が零治を支える。
しかし勢いはとどまる事を知らず、砲撃魔法に押される零治と桐谷。
「加奈、フォースフィールドは!?」
「私達ならともかく、兄さんと桐谷にはフィールドを張れないわ………」
「くそっ、アタシ達は見ているだけかよ!?」
神崎の質問に加奈とアギトが苦々しく答えた。
不意だ
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