第92話 ウォーレンの贈り物
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間、スカリエッティの魔力刃で魔力の糸を切られた。
驚いて魔力刃の方向を見るとそこにはスカリエッティとクワットロがいた。
『やあジェイル・スカリエッティ、引きこもるのは止めたのかね?』
そんなスカリエッティにディスプレイ越しから話しかけるクレイン。
「ああ、ただ待っているだけじゃ行けないと思ってね。私に出来ることをやらせてもらうだけさ。………クアットロ」
「ISシルバーカーテン」
『一体何を………』
クアットロのISの影響でクレインが表示したディスプレイにノイズが走る。
「ウーノ、準備は良いかい?」
『ええ、任せてください』
端末からそう聞いたスカリエッティはそのまま首輪に端末から伸ばしたコードを使い、解析を始めた。
「ドクターあんまり時間をかけてる余裕は無さそうですわ………」
「頑張ってくれクアットロ………」
そう言いながらすごいスピードで端末を操作するスカリエッティ。
そして………
『ドクター、原因が分かりました!!原因はバルトマンと同様に埋め込まれてるコアによる影響です!!』
「こっちでも確認した………後はそのコアを破壊すれば………」
「イクスは解放されるの!?」
「ああ。………しかし………」
そう言って口籠るスカリエッティ。
「まだ何かあるの………?」
「コアがある場所がイクスヴェリアの心臓と殆ど同化していて、それを破壊するには相当な魔力コントロールが必要になるんだ………少しでもズレてしまうと心臓にもダメージを与えてしまう………」
「そんな………」
スカリエッティの言葉に再び力が抜けそうになるシャイデだったが、そこは踏ん張り、覚悟を決めた。
「ジェイル、私やるわ………」
シャイデは力強くスカリエッティにそう告げた………
「どうだ………」
爆煙で見えなくなったバルトマンの方を見て零治が呟く。
零治はフルドライブが切れ、桐谷はリーゼから普通のアルトに戻ってしまった。
「くっ、やはり中学生程の成長期の体には負担が大きいか………」
痛みを感じたのかバンカーのあった右腕を抑える桐谷。
「だけど上出来だろ、流石の奴も………」
爆煙が晴れ視界が戻ると、そこには傷だらけのバルトマンが。
体から何かが崩れ去るように落ちていってる。
「あの崩れ去ってるのはもしや聖王の鎧………?」
「だとしたらダメージを受けているのにも頷ける。やはりランページゴーストは通っていたんだ。ダメージさえ通れば………」
そう言ってステークを構え、突撃しようとする桐谷。
「待てって!リーゼの影響でお前の体にもガタが来てるはずだ!一旦加奈に回復を………」
「そん
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