第91話 それぞれの戦い
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君には手を出さないで欲しいね』
「嫌よ、あの子は私が助ける」
『娘でも無いのにかい?』
「血の繋がりなんて関係無いわ。短い間だったけどあの子は私の娘だった。だったら最後まで面倒見るのが母親の役目よ」
『………そうかい、なら精々頑張ればいいさ。イクス、マリアージュ03の準備』
「い……や…………イエス………マス……ター」
「03………?」
『よく知ってるだろシャイデ・ミナート?君と黒の亡霊とウォーレン・アレストの3人には縁がある物さ………』
そう言われ、シャイデは一番考えたく無い推測が頭に浮かんだ。
「まさか………」
『ベヒモス………01は普通に爆発するマリアージュ。02は瞬間再生するマリアージュ。03はベヒモスまでにはいかないにしてもそれに匹敵するマリアージュ。もう少しだ、もう少しで準備が完了する………』
ディスプレイからクレインの笑い声が響き渡った。
「酷い………」
ミッドの上空、なのははあちこちから上がっている爆炎の煙を見て呟いた。
「本局と連絡が取れなくなってる………」
端末を閉じ、静かに言うフェイト。
「私の方は連絡取れたで。どうやら陸の方は市民の安全確保を優先して、空の魔導師が犯人と戦闘してるみたいや。だけど元々本局に人員を動員しすぎて、ミッドの街まで人が回って無いみたいやね………」
「シグナム達は?」
「聖王教会の防衛に出回っていてヴォルケンリッターはこっちにこれそうにあらへん………」
「厳しいね………」
「だけどやらなくちゃ………一人でも助けないと………」
「そうやなぁ………バルトマンの方は神崎のアホが行ってるみたいだから問題無いとしてもこれ以上被害を広げる訳にはいかヘん」
「うん、行こう2人共」
地球の魔導師、高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやては爆発のあった方へ向かった………
「くっ………」
零治が放った高速移動による突撃からのインパクトステーク。
見事に左胸の赤い玉に当てる事は出来た。
しかしステークはバリアを貫通するまでで、赤い玉には触れる程度にしかならなかった………
「あああああああああ!!!」
バインドを引きちぎると同時に体内に貯めていた電気を一気に放出するバルトマン。
「ぐあああああ!!」
『マスター!!』
アーベントのまま、下へ落ちていく零治。
そんな零治に追撃に出る為、斧を構えるバルトマン。
「マズイ!!」
神崎はチャージしていたオメガブラスターを発射。
しかし易々と避けられてしまう。
「クソっ!!」
焦って発射してしま
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