第91話 それぞれの戦い
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?」
「ですが………」
「でも………」
星とライは煮えきらない様子で呟く。
「夜美、お前は?」
迷っていたのか何も言ってこない夜美。
そんな夜美に俺は意見を求めた。
「………我はレイに任せる」
「「夜美!?」」
夜美の反応に驚く2人。
「………そうね、ここは零治に任せるわ」
シャイデも夜美の提案に乗った。
「でも!!」
「レイは別に一人で何とかするとは言っておらん。ただ食い止めると言ったのだ」
「確かにそうかも知れませんけど………」
「兄さん、2撃目来るよ!!」
星が迷っている中、加奈の声が響く。
「させるか、ジャンプ!!」
俺はジャンプし、その場から消える。
するとバルトマンは攻撃の手を止め、回りを見回し始めた。
(狙いは俺か、なら!!)
ブラックサレナなので約3秒ほど硬直してしまうが、バルトマンが俺に気がついたのは硬直も解けてから3秒ほどたった後だった。
その隙に両手にハンドガンを展開し、魔力弾を撒き散らす。
当然バルトマンには通じない。
「兄さんその攻撃じゃ!!」
「分かってるよ、だけど狙いは倒すことじゃない!」
撒き散らしながら加奈の質問に答える。
(まだか………)
横目である方向を見る。
バルトマンは魔力弾に押されているが、こっちにまっすぐ向かってきている。
「零治!!」
俺は咄嗟にジャンプ。
それと同時にバルトマンに巨大な砲撃魔法が直撃した………
「でやっ!?」
トーレがマリアージュをコアごと斬り裂き、消えるマリアージュ。
あれからずっと戦い続けているトーレ達であったが限界が近くなっていた。
「トーレ姉、下がって!!ISヘヴィバレル!!」
ディエチのチャージした砲撃が残りのマリアージュ達を飲みこむ。
「これで少しは時間を稼げる………」
「ディエチ後何発ぐらい撃てる?」
「フルチャージで五発撃てるかどうかって所」
そんな事を話していると再び現れるマリアージュ達。
「くそっ、キリが無い!!」
「クイックバレット!!」
現れた瞬間を狙って4つの魔力弾が再生中だったマリアージュ達のコアに当たった。
「再生中は無防備だっていうのがお決まりだからね」
「ランスター!!」
「お待たせ、みんな」
魔力弾を放ったのはティーダ・ランスター。
この場所で戦っているトーレ達に気が付き、一人ながらも向かってきた魔導師。
トーレ達の戦いかたに疑問を持ちながらも市民を守っていた所を見て、協力することにしたのだった。
「ティーダ速えよ………」
「ノーヴェが遅いだけっスよ」
「私はお前達み
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