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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第91話 それぞれの戦い
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「ありがとう加奈」

「私だってシャイデ先生にはお世話になってるからね」

相変わらず俺と長く話したくないみたいだったが、協力してくれる事に感謝しないとな………

「よし、やろう」

俺達5人はイクスヴェリアの方に向かった………






「お母…様………」

「ごめんね………私の勝手でこんな苦しい思いばかりさせちゃって………今助けてあげるから………」

そう言ってイクスヴェリアに近づこうとするシャイデ。
しかしシャイデが近づくと………

「きゃあああああ!?」

「「「シャイデ!?」」」

すぐ近くまで来たシャイデに電流が流れる。

「バリアー………」

『そう。まだイクスヴェリアのデータが欲しいんでね、渡すわけのはいかないよ』

クレインがそう言うとマリアージュが再び出現。イクスヴェリアを囲うように立ち塞がった。

「くっ、また………」

「邪魔しないでよ!!」

ライが叫ぶが当然無反応だ。

だがそんな時、

「ボルティックブレイカー!!」

巨大な砲撃魔法がマリアージュを飲み込んだ。

「バルトマン!?」
「待つのは苦手でね。さっさと終わらせて殺し会おうぜ黒の亡霊!!」

そして残りのマリアージュ達にもスフィアで攻撃し消し去った。

『邪魔をする気かい?』

「俺はやりたいようにやる。誰の指図も受けるか!!」

『そうかい………残念だよ』

そう言ってディスプレイの中で何かを押すクレイン。

「ぐっ!?」

その途端、バルトマンが胸を押さえてうずくまった。

『言うことを聞かないのなら聞かせるまでさ』

しばらくして立ち上がったバルトマンの目には光がなく、無表情だった。

『ここにいる全てを殺せ』

「イエス、マスター」

クレインをマスターと呼び、素直に従うバルトマンは斧に魔力を集中させる。

「くっ!?ディストーションフィールド展開!!」
「ボルティックブレイカー」

零治がフィールド展開したと同時にバルトマンの砲撃魔法が放たれた。

「加奈!!」
「フォースフィールド!!」

零治の叫び声と共にフォースフィールドを発動し、何とか耐えきることが出来た。
しかし後少し遅かったらフィールドを破られていた………

バルトマンの様子がさっきとは違う。
何があったのかは分からないが、あの子を助けるのにバルトマンはどうしても邪魔だ。
だったら………

「みんな聞いてくれ。俺はバルトマンを食い止める。その隙にあの子を助けろ」

「レイ!?」

「無理だよ1人じゃ!!」

「別に1人で勝てるなんて思ってない。只の足止めだ。アイツの事はこの中で一番知ってるし、適任だろ
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