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戦国異伝
第三十話 交差その四
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「ううむ、そこまでなのか」
「それを教会とかいいましたな」
 この辺りはまだ完全にわかっていない村井だった。首を傾げさせながらの言葉になっている。
「その寺に出入りする者達にもそれを言いますし」
「まずいな、それは」
 信長はそこまで聞いて目を光らせた。
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