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戦国異伝
第三話 元服その八
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からもか」
 織田信友と聞くとだった。吉法師はまたしても面白そうな声をあげた。そうしてそのうえで坂井に向かいなおしてそのうえで彼に言った。
「そういえばだ。あの家にも坂井がいたな」
「はい、しかも大膳という名も同じです」
「ややこしいものよのう。それは」
「それがしは元々美濃にいたので血はつながっていません」
 坂井は忌々しげな顔でそれは否定した。
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