第二十六話 堺その一
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く合わぬ」
「そうよのう。政の話になると眠くなってしまうわ」
可児も笑っていた。実に楽しげにだ。
「それを考えればのう」
「そうじゃな。侍だからといって政ができるとは限らぬ」
「武芸にのみ生きる者もおるぞ」
「御主等は極端過ぎるわ」
林通勝が眉を顰めさせてその二人に告げた。家の長老格としての言葉だ。
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