第二十話 信行謀叛その十一
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今言ったのは坂井である。
「それだけで随分と」
「腹が減っては戦ができぬ」
信長はここでこの言葉を口にした。
「まことにそうよね」
「では。清洲に着きましたら」
「すぐに飯を食いですな」
「そのうえで」
「仕掛けるとしよう。よいな」
信長は最後にこう言ってであった。水を飲んだ。
それは家臣達も足軽達もだった。そうして。
信長は立ち上がった。一同を見回してから告げる。
「ではだ」
「はい」
「今より」
「全軍反転せよ」
こう命じたのであった。
「そして清洲に戻るぞ。大返しよ」
彼等はすぐに清洲に戻る。そうしてであった。また一つ困難を乗り越えるのであった。
第二十話 完
2010・12・22
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