暁 〜小説投稿サイト〜
戦国異伝
第二十話 信行謀叛その十一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
 今言ったのは坂井である。
「それだけで随分と」
「腹が減っては戦ができぬ」
 信長はここでこの言葉を口にした。
「まことにそうよね」
「では。清洲に着きましたら」
「すぐに飯を食いですな」
「そのうえで」
「仕掛けるとしよう。よいな」
 信長は最後にこう言ってであった。水を飲んだ。
 それは家臣達も足軽達もだった。そうして。
 信長は立ち上がった。一同を見回してから告げる。
「ではだ」
「はい」
「今より」
「全軍反転せよ」
 こう命じたのであった。
「そして清洲に戻るぞ。大返しよ」
 彼等はすぐに清洲に戻る。そうしてであった。また一つ困難を乗り越えるのであった。


第二十話   完


                2010・12・22
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ