第三話 元服その一
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た。
「わしは別にいい」
「何を言う、貴様程の腕があれば赤母衣衆でも黒母衣衆でもなれるだろう」
「だからそういうものには興味がないのだ」
こうも言うのであった。
「そうした殿の御傍とかにはな」
「ではどうしたいのだ?」
「戦場で真っ先に突き進みたい」
これが彼の願いであった。
「そうしたいのだがな」
「一番槍か」
「戦場に真っ先に突っ込んで暴れたいのだ」
慶次はまた言ってみせた。
「それこそがわしの望みだ」
「戦場で暴れたいのはわしも同じだがな」
「しかし叔父御は将の素質もある」
叔父のその素養は既に見抜いているのである。
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