第十八話 道三の最期その十二
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義父殿の最後の戦いでだな」
信長はそこに感慨を見ていた。
「そうなったのだな」
「そうですな。蝮殿、最後まで戦われたのですね」
「お見事です」
「しかしだ」
だが、だった。ここで信長は暗い顔を見せた。そのうえでの言葉だった。
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