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Dies irae~Apocalypsis serpens~(旧:影は黄金の腹心で水銀の親友)
第二回解説話―――螢&リザ
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リザ「皆さん、こんにちは今回解説役に指名されたリザ・ブレンナーです」

螢「……どうも、櫻井螢です」

リザ「貴女どうしたの?そんなに不機嫌そうな顔で」

螢「いえ、別段そういうわけではないんですが……どうも本編における私の存在感が全くと言っていいほど無くて……」

リザ「あら、でもここに呼ばれてきたということは貴女はレギュラー組でしょう。私はもう死んでしまったから私のほうがリストラ組でしょうし」

螢「地味に自虐ネタに走らないでください。こんなとこに来てまでツッコミ役はしたくないので」

リザ「そうね、私も貴女もどちらかといえば真面目なほうなのだし、そういった事は他の人たちに任せるべきね」

螢「では、まず始めに少佐殿…これではザミエル卿と被ってしまうので今回はナウヨックス殿と呼ぶことにします。ナウヨックス殿が使った形成と創造についてです。あれらの能力の詳細を教えてください」

リザ「そうね、形成位階での彼の能力は周りの環境に左右されてしまうの。彼は周りの形の定まらない物質を吸収してそれを自分の武器にするわ。だから彼は空気だけしかない橋の上よりも水辺のほうが有利なのよ」

螢「結果としてベイには負けていましたが、マレウスには勝った理由は何ですか?」

リザ「一つは彼女は戦闘タイプではないこと、二つ目はベイとの相性の悪さ、最後にこれが重要なのだけどその場所ね」

螢「場所ですか?別段悪くないのでは、というよりむしろ水辺に出れた分、ベイ戦のほうが有利では?」

リザ「そうでもないのよ。ボトムレスピットではたくさんの人間が死んでスワスチカが開いたからその場所はある意味で霊魂の漂う場所になるから彼にとってはかなり有利な場所みたいなの」

螢「そうですか。じゃあ彼と戦うときはそういった場所を選ばないほうが良いということですね」

リザ「そうね。おそらくは病院での戦闘で私を殺したのも、それが狙いだったのでしょうし」

螢「では次に創造について聞きたいのですが」

リザ「彼の創造『晃世界 主の祈り (アールヴヘイム―――パティームノスティア)』は他者への干渉を主にした能力よ。相手の能力を封じたり、五感を狂わせたりするの。ただ、それには条件があるらしくて普通は相手の認識が少しずれる程度のものらしいわ。もっとも、一般人レベルならいくらでも狂わせれるらしいけれど」

螢「それでも十分恐ろしいと思いますけど、確かに単純に創造の枠内で言えばそこまで驚異的ではないですね。それで、条件とは?」

リザ「まず相手との実力差ね。流石に首領クラスには殆ど効果がないそうよ。ただこれは弱点にはなりえないわね。
次に相手の位階クラス。創造、形成、活動の順番で効果が発揮しやすいそうよ。普通は逆だと思うのだけど。だから彼と戦う
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