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戦国異伝
第十四話 美濃の蝮その七
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人達を味方につけておるぞ」
「それに北畠やそういった家にも手を回しているのだな」
「そうしておるぞ」
 まさに木下の言う通りだった。
「皆でな」
「ではわしも伊勢に回されるかのう」
「すぐにそうなるだろうな」
「おそらく次の仕事はそれじゃな」
 こう察しをつけた木下だった。
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