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木の葉芽吹きて大樹為す
若葉時代・火影編<序>
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に。ちょっと憎たらしくなっただけです」

 私達の柱間様なのに……という言葉の意味が分からなくて、戸惑う。扉間を見れば、ミトに同意だとばかりに深々と頷いていた。
 お年頃だからなぁ、この子達も。色々と悩みどころがあるんだろうな。




 そんな事を考えた兄弟団欒の晩から数日後。
 私の予想を裏切って、里の者達の推薦と大名側からの指名を受けたのは千手柱間――つまり私だった。
 こうして私は木の葉隠れの初代里長――『火影』へと任命されたのである。
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