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戦国異伝
第百十話 切支丹その一
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例え何があってもな」
「そうされますか」
「神社仏閣、とはいっても寺じゃな」
 仏教の僧侶達を念頭に置いた言葉だ。
「寺の坊主達が悪さをしたならばわしが仕置きする」
「私闘は許されぬと」
「うむ、断じて許さぬ」
 信長の言葉には断固としたものさえある。
「そのことはしかとわかっておれ」
「大友殿の様なことは決してですな」
「させぬし許さぬ」
 また小寺に対して述べる。
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