第90話 最強VS最凶
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は星さん達か………」
「ああ、隠してて済まん。それと出来ればこれからも秘密にして欲しいんだけど………」
「管理局か?」
「ああ。それと、もう隠しててもしょうがないから言うけど、俺と加奈は転生者だ」
「まあブラックサレナに似てるからそうだとは思ったけど………って事は加藤も」
「ああ」
それを聞いて何とも言えない顔で唸る神崎。
「レイ、何の話ですか?」
「ちょっと男同士の話を、それより気を付けろよ、まだアイツはピンピンしている」
「その通りだ」
零治の砲撃魔法で巻き起こった爆発が晴れ、その中心には腕組みして仁王立ちするバルトマンの姿があった。
「久しぶりだな黒の亡霊。後ろの女達はお前の女か?」
「俺の大事な家族だよバルトマン。先輩がお前に殺された今、代わりに俺がお前を止める」
そう言うと不機嫌そうな顔をするバルトマン。
「全く、お前もか………俺は奴に負けたんだ、何度も蒸し返すんじゃねえ!」
「何だって!?」
バルトマンからそう言われて零治含め、星達3人も驚く。
「じゃああの仮説が正しいって事なのか!?」
「何の仮説かは知らねえが、あそこに転がってる首の男がウォーレンを殺したのは間違いないぜ」
そう言ってバルトマンが指差した方向には体と首が離れている死体がいた。
「ひぃ!?」
星は小さく叫び声を上げ、俺に隠れるようにくっついてきた。
妖怪と仲が良いライでさえ、少し顔が青い。
意外に冷静だったのは夜美だった。
「エリット一等空尉!?」
「エリットってエース・オブ・エースのか?」
神崎の驚いた声に夜美が質問する。
「あ、ああ………」
今まで模擬戦などで実際にエリットの実力を見たことがない神崎はなのはと同レベルかそれより少し低めだと思っていたので、あんな状態になっているエリットが信じられなかった。
「滑稽だったぜ、最後まで逃げ腰で後ずさりしてさ………あんな奴がエース・オブ・エースだったとは………管理局ももう終わりだな」
「そんな奴に先輩が………」
「レイ………」
「大丈夫だ、俺は大丈夫だ………」
零治にくっついていた星が心配そうに零治に話しかけて来たので、平然を装う零治。
そんな零治を見て、感づいているのだろうが、星は何も言わずに零治から手を離した。
「シャイデ………」
零治は次に座り込んでいるシャイデに話しかける。
シャイデは抜け殻のようにただそこに居た。
目は暗く、生きる気力を感じない。
「零治……星……ライ……夜美……」
「何してんだアンタは………!!」
零治はそのままシャイデに近づき、思いっきりビンタした。
その勢いで倒れるシャ
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