第百八話 茶の湯の南蛮人その六
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みとした口調で述べる。
「麿はそう思うでおじゃる」
「その通りでおじゃるな」
「ご政道もまた然りでおじゃるし」
「何事もでおじゃるな」
「左様です。それがしも己の為にのみ何かをすれば」
信長も二人の公卿の言葉を聞いて言う。
「それで、でございますな」
「左道はそうした術にのみ言えるものではありませぬ」
利休はここでも信長に静かに述べる。
「あらゆることに関してです」
「言えるとなると」
「無論政においても然りです」
「暴君か」
信長は利休の言葉からこうした存在をすぐに連想した。
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