第百八話 茶の湯の南蛮人その五
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フロイスは嘘を言わない者だ。だからこのことも真面目に答える。
「ですがごく一部の者でそうした者も見つかれば処罰されます」
「当然じゃ。妖術ならまだ許せるでおじゃるが」
「魔道なぞあってはならぬもの」
「その様なもの、はびこらせては国が滅ぶわ」
「国の何もかもが腐れ落ちるわ」
「ではありませぬか」
あらためて言うフロイスだった。
「それは何よりです」
「フロイス殿、若しやと思うが」
近衛は真剣にフロイスを見据えながら彼に問うた。
「貴殿の同志にもそうした者が」
「おりませぬ」
フロイスははっきりと答えた。
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