第87話 零治の過去 3月10日
[10/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
甘いなウォーレン」
「お前こそ………」
「何………!?」
バルトマンが気がついた時にはさっき飛ばした魔力弾が円で囲むように展開していた。
「サークルブラスター、行け!!」
円を囲んでいた魔力弾からレーザーの様な砲撃魔法が飛び、一斉に襲った。
「これで………!!」
多少の手応えを掴んだのか声に出すウォーレン。
だかそんな願いも虚しく、ダメージを感じさせない動きで爆煙を斧でなぎ払った。
「何であれだけの攻撃でダメージが無いんだって顔してるな………まあ教えてやろう。聖王の鎧って知ってるか?」
「聖王オリヴィエが持っていた固有技能か?」
「少し違うな。元々古代ベルカの王族が持っていたという防衛能力ってのが一番可能性が高いっていう話だが………まあそんな事はどうでもいい。俺はその聖王の鎧を持っているのさ」
「!?まさかお前は………!!」
「残念ながら子孫じゃねえぞ。ただ単にある科学者からこのバルバドスを貰ってな、このバルバドスには聖王の鎧の効果を纏わせる事が出来るんだよ」
「何だって!?」
「まあそうは言ってもかなりの劣化番ではあるがな。それでもある程度のダメージは無くなるし、俺自身も元々打たれ強いんでな。今まで随分と役に立ってきたのさ」
「だから俺の攻撃も………」
「いや、通ってるぜ。………ただし痛くも痒くも無いがな!!!」
再び、斧を振るい、ウォーレンに迫るバルトマン。
「………だったら先ずはその鎧を破壊しないことにはどうしようも無いな」
「一体どうやってだ、ウォーレン?」
そう問いかけながらも斧を振るうのを止めない。
ウォーレンは双銃で上手く受け流しながらチャンスを探ってた。
(鎧通しなら………ある!!)
タイミングを図って懐に潜り込むウォーレン。
「無駄だ!!お前の魔力では俺にダメージなど………」
「スパイラルバレット!!」
バルトマンの腰に双銃を当て、零距離から魔力弾を発射した。
その反動でウォーレンは後ろに吹っ飛ぶが、バルトマンも魔力弾に押され始めた。
「何だこれは!?」
「鎧通しの魔力弾。銃弾のライフルの様に回転する魔力弾はドリルの様にお前の鎧を削っていく」
「くっ、こんなもの!!!」
自信に電気を蓄電し、一気に放出。
その電気によって魔力弾は相殺された。
「これで………」
「いや、チェックメイトだ」
『マスター、かましちゃって下さい!!』
「グラビティブラスト、フルバースト!!」
声と共に腰に集束した魔力をウォーレンが魔力弾をぶつけた箇所に発射したのだった………
爆煙が部屋を覆い、奴の姿が見えなくなったが、いくら聖王の鎧
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ