第87話 零治の過去 3月10日
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止めた。
「ああ?なんか武器変わったか?」
「愛する人の愛のプレゼントでね」
「はっ!そりゃあいいねぇ!!」
そう言うと何やらバチバチとバルトマンの体から電気が迸る。
「まさかお前………!?」
「スパークブラストォ!!」
その電気が斧から双銃へと伝わり、ウォーレンに伝わった。
「ぐあああああ!!!」
「俺は電気変換気質でね!!それも変わった奴で、電気を放出するよりも蓄電することが得意で、筋肉に電気信号を送り、魔力以上に身体能力を上げることが出来るんだよ!」
「先輩!!!」
ビームソードを展開した零治は後ろを向いているバルトマンにそのまま斬りかかった。
「無駄ァ!!」
その攻撃を素手で受け止めるバルトマン。
「そんなのありか!?」
「……でもナイスだ」
その隙に先輩がスフィアを展開し、砲撃。
前に俺を袋叩きにした時のように相手にオールレンジ攻撃をした。
「ぬぅ!?」
流石に想定外だったのかその場から離れるバルトマン。
先輩から離れ、斧を振るって展開しているスフィアを次々と消していった。
「全く、魔導師じゃないなあいつ………」
「あんなに大きい斧を自在に操るなんて………」
俺はバルトマンが先輩のスフィアを消している内に合流した。
「どうします先輩?」
「アイツがなぜあれほど攻撃を食らって平気なのかが気になる。少しバリエーションを変えて攻撃するぞ」
「分かりました」
「前線は俺が行く。零治はグラビティブラストチャージしとけ」
「えっ!?ですがその間先輩が一人で………」
「信用しろよ零治」
そう言って先輩はバルトマンに向かっていった。
『どうします?』
「チャージするぞラグナル。だけどいつでも発射できるようにしとけ」
『イエスマスター』
こうして俺はチャージを始めた。
「高魔力反応?あのガキか………」
「悪いが時間稼ぎに付き合ってもらうぞ」
「ふふ、構わねえよ。俺の狙いは元からお前だけだよ」
(コイツ、なぜ高魔力反応があるって分かったのに平然としてるんだ………?)
ウォーレンはそんなことを思いながら、幻影を作りだし、相手を翻弄していた。
「ボルティックシューター!!」
雷の槍が高速でウォーレンに襲いかかる。
「クイックバレット!!」
ウォーレンは得意の高速の魔力弾で相殺しようとするが………
「無駄だ!!」
雷の槍は直撃する瞬間に角度を変え、ウォーレンの魔力弾を躱して、ウォーレンに向かっていった。
「ぐっ!?」
咄嗟に体を捻り、大事には至って無いが、それでも足に肩に突き刺さった。
「
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