第87話 零治の過去 3月10日
[3/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
65年、12月24日………
「「メリークリスマス!!」」
「メ、メリークリスマス………」
クラッカーで盛大?なお祝いを受けた俺。
さて、クリスマスの日。
地球では今日の夜、海鳴市の上空で最終決戦をする筈だろうその日に先輩に呼び出され、昼頃に指定された場所にやって来た。
普通の高級マンションなので入りづらかったが、シャイデの名前を出すと普通に通れた。
そんでもって普通に部屋に向かったのだが………
「何よ、もっとテンション上げなさいよ………」
「本当だぜ、せっかく前々から準備していたのによ………」
何だか色々驚きの方が大きいんだけど。
まあそれはともかく………
「何で先輩が当たり前の様にくつろいでる事に驚いてるんですけど………」
おいおい、何赤くなってるんだ、中学生かあんたら………
「色々と大人にはあるのさ………」
結局出た答えがありきたりな答えだった………
まあ先輩が望んだ通り、仲良くなれて良かったって事かな………
「ほら、写真撮るぞ!」
「零治もこっちに来なさい」
だけど、ちょっとうっとおしいんだよな………
新暦66年1月中旬………
「2人共、お疲れ様」
「はぁ………疲れた………」
「流石に今日の仕事はキツかった………」
結構汚れた格好で俺と先輩はテロリストのアジトから出てきた。
最近、俺と先輩はあの事件の事以外にもシャイデから直接依頼を貰っており、今はそれ以外の仕事はしなくなっていた。
………ていうか報酬がいいので他の仕事する必要が無いのだけなのだが。
「ありがと、おかげでまた一つの組織を検挙出来たわ」
「それは良いんだけどまた陸のおっさんに睨まれたんだけど………」
「ああ、首都防衛隊隊長のゼスト・グランガイツね。あの人ってS+の魔導師だから怒らせない方が良いわよ」
「「いや、今更だよね!?」」
先輩と被ったけど悪くないと思う………
「………っとそれじゃあ俺はこれで」
「おっ、例のあの子達の面倒を見に行くのか?」
「見に行くって………まあ今だけですけど………」
「あの子達って?」
「何かコイツの家に居候している女の子達だよ。何だかボロボロだったのを助けたらしいんだ」
「へえ〜もしかしてそのまま手懐けてあんな事やこんな事を………」
「しないからな」
全くシャイデは………
「それに落ち着いたらアイツらも何処かに行くだろうさ………」
俺はそう呟いて話を変えたのだった………
「ボス、また俺らの下の組織が管理局の奴らによって検挙されやしたぜ………」
「ああ?そんなのどうでもいいだろ?それに
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ