暁～小説投稿ｻｲﾄ～:戦国異伝第百六話　二条城の普請その六

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戦国異伝

第百六話　二条城の普請その六
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すか」
「うむ、この前のあれじゃ」
　あの三好家が攻め込んだ時のことだ。
「あの時は遅かったが今度は違うな」
「急ぎました故」
　だからだと言う信長だった。実際は今回の方がゆったりと来ているが義昭の気が落ち着いているからこう思えたのだ。　　

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