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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第86話 零治の過去 シャイデとの出会い
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「なあ零治、お前は良いのか?俺が軽はずみに返事してOK出したけど………」

あの後、返事を聞いたシャイデは嬉しそうに酒場を後にした。
俺と先輩はシャイデがいなくなった後もその場に残り食事をしていた。

「………自覚はあったんですね」

「いや、そりゃあな。………だからそんな目で睨むなって………」

「俺はハッキリ言ってまだ信用してません。シャイデはまだ俺達に何か隠してます」

「だろうな………ただそれが必ずしも俺達に不利になるとは限らねえぜ」

「そりゃあそうですけど………」

「それにな、俺にとってもベヒモス事件については思うことがあるんだ」

そう言って先輩はあの時の事を思い出しながら呟いた。

「あの爆発の後のクレーター………あんな威力のある爆弾をもしミッドの市街地や管理局で使われでもしたら………」

確かにそんなことがあればミッドは崩壊するだろう。
実際にあの爆弾を管理局の方でも優先的に調査するとニュースでやっていた。

「別に正義を気取る気は無いけどさ、何かさ、無関係の人が巻き込まれて死ぬなんて目覚めが悪いじゃん。あの時の事件だってどれだけの人が悲しんだ事か………」

この人は本当に………

「そうですね、確かに目覚めが悪いです」

「だよな!だからさ、俺達が頑張って守ってやろうぜ。例えそれが報われなくても………」

そう言った先輩の顔を何故か悲しげであった。
この人にも俺も知らない秘密があるんだだろうな………

「分かりました、もう何も言いません。俺も協力しますよ」

「流石相棒!」

どんな事が起きるか分からないけど、先輩と共に頑張っていこう。
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