第百五話 岐阜に戻りその八
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の主でなければ降る」
義景でなければだというのだ。
「そうなっておるがな」
「ですね。まことに」
「しかし猿夜叉は市を嫁に貰い受けた」
信長が最も可愛がっている妹でありしかも日の本一の美女とも言われている彼女を妻にした、それは即ちだというのだ。
「織田家の盟友となった。それでじゃ」
「当家が朝倉家と戦をすることになろうとも」
「味方にはならぬがな」
それは流石になかった。浅井と朝倉の関係があるからだ。
だがそれでもだとだ。信長は言うのだ。
「敵にはならぬ。さしあたってはそれでいい」
「朝倉家との戦はですね」
「うむ。それでいい」
敵になるとならぬのとでは全く違うということだった。ここで信長が言いたいことは。
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