第百五話 岐阜に戻りその七
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やはりそうですか」
「朝倉にも一応降る様に文を送るがな」
「聞き届けることはないですね」
「ある筈がない」
降ることはないことはお互いが最もよくわかっていることだった。しかしそれでもあえて送ることが儀礼だった。だから信長もそうするのだ。
それでだ。また言う信長だった。
「しかしそれでもじゃ」
「送られて断られれば」
「それで攻める口実になる。あの家とは雌雄を決しなければなるまい」
その朝倉とだというのだ。
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