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戦国異伝
第百四話 鬼若子への文その九
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した」 
 それが道鏡だったというのだ。
「そうした御仁でしたから」
「我等に対してもでした」
「向かってきました」
「その後の空海なり最澄もな」
 今度はこの二人の高僧達だった。
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