第84話 文化祭(零治)
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さて、悩みもスッキリした所で翌日。
今日はラグナルを持参し、チビッ子達の面倒はアミタとキリエが大丈夫だと言い張るので任せることにしたんだけど………
「………大丈夫でしょうか?」
「だよな………」
『大丈夫だよ、私とアミタがいるんだから』
というキリエの言葉を信じ、任せることにしたのだが………
「やっぱ心配だな………」
アギトは学校に着いたらキャロ達と共に行動するって言ってたし、キリエ達はこの辺りの地理を知らない。
キリエの言葉を信じたのだが、心配が絶えない………
特にユーリと優理はまだ出てきてから対して時間が経っていないので余計に心配だ。
………まあチビッ子達も常識は無いだろうけど。
「まあ見廻りで見てくればいいか」
昨日会長から見廻りの時間を増やしてもらえないか?とメールが来た。
何やら嫌な情報があったらしく、全体的に人員を増やすみたいだ。
「せめてトラブルだけは避けないとな………」
ここは金持ち学校でお嬢様が多い。言っちゃえば妬む奴らが多いのだ。
なのでトラブルは必ず起こったりするらしい。
去年も何とか生徒会と先生達の尽力により大きな事は起こらなかったみたいだけど、その分生徒会のメンバー文化祭を楽しむ時間が無かったみたいだ。
そして今回は去年よりも更に混乱しそう。
俺はさっき会長から送られたメールについているサイトにアクセスした。
『お嬢様を拉致ってXXXする!!』
『教室を荒らして壊してバラバラにする』
など、掲示板に大量の書き込みがあった。
どこまで本気か分からないが、実際にあったとしたら大変な事になる。
ラグナルは自衛に。
セットアップしなくても魔力強化位は出きるからな。
それに………
「星達3人が楽しみにしてるんだ、問題が起きて、来年から中止なんて事態にしてたまるか」
俺の思いはこれ一本だった。
さて、そんな事を思っていても先に起きている問題をどうにかしないことには始まらない。
まあ何が言いたいかと言うと………
チラッ
「………はぁ」
さっきからアリサがチラチラこっちを見てくるよ………
「レイ?何だかアリサこっち見てない?」
「何か用があるのではないのか?」
「ああ、まあ心当たりはある」
それを聞くと途端に顔が険しくなる3人。
昨日の俺の様子を見てるので感づいていると思う。
まあそれはともかく、あのままじゃ流石に不味いよな………
後でと思ったけど、先に済ませちゃうか。
「アリサ、ちょっといいか?」
俺はアリサを昨日の屋上に連れていく事にした………
さて、アリサに声を掛け、屋
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