第84話 文化祭(零治)
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しまいました」
「いや、何でそんなに落ち着いているのよシュテル」
「大丈夫、私には考えがありますので直ぐにユーリは見つかりますよキリエ。………ディアの王の力を使えばユーリを見つける事も容易く………」
「そんな力は我には無いぞ」
「「「「………」」」」
ああ、不味ったなシュテル………
「いえ、何を言っているのですか、王には不可能は無いはずです!」
「いや、我にも不可能な事位はある」
「い、いえ王なら出来ます!いや、ディアなら確実に!!」
もはや涙目で訴えるシュテル。
何故にそこまで意固地になってるのやら………
「そ、そうだな、そう言われるとそんな気がしてきたぞ!!」
ディアもそんなシュテルに不憫に思ったのか、シュテルの言葉を肯定した。
「それならば行きましょうディア、レヴィ!我らの盟主を見つけ出すために!!」
「あ、ああ………」
「う、うん。………レイ、アミタ、キリエ、シュテるんが壊れた………」
「何かストレスでも溜まってたのでしょうか………?」
「今日は帰ったらシュテルの好きなものを作るように星に言っとく」
「それが良いわね………」
俺とアミタとキリエはそんな事を言いながら探しに行く3人見ていた。
「だけど3人だけで行かせちゃったら3人も迷子になるんじゃない?」
「「あ」」
アミタに言われ、事の重大さに気がついたときは既に3人の姿は無かった………
さてそんな事があった平行世界のマテ娘達は桐谷の電話のおかげで無事に見つける事が出来た。
まさかあっちが俺達を迷子だと思ってたとは………
途中はやてに会って協力してもらったりして再びはやてと一緒に居る。
あの後なのはの看護もあり、無事正気を取り戻したはやては少し休憩してから再び見回りを開始したらしい。
あんな思いをしながらも見回りをやるはやてに感嘆したが、それ以上に心配でもある。
………まあ口に出したら調子に乗りそうだから言わないけど。
そして無事残りの時間も何事も無く過ごしたのだった………
そして………
「ねえ兄さん、ちょっと良い?」
後夜祭の準備が終わりそうな時だった。
加奈が険しい顔で俺に声をかけて来た。
「ああ、構わないけど………」
俺はそう返事をし、加奈と共に校舎裏へと向かった………
「ねえ兄さん、兄さんは今日何してたの?」
「何って………はやてと見回りしたり、なのはと迷子を生徒会室に連れていったり、フェイトとベンチで話してたり、行方不明になったライを探したり、迷子になったチビッ子達を探したり………後見回りか」
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