暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第84話 文化祭(零治)
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なかった」

嫌な予感を感じた俺は恭也さんが逃げた後、直ぐに校舎内に逃げた。
多分あのままあそこにいたら忍さんの魔の手が俺に………
しかも桃子さんと美由希さんまでいたし、確実に悪ノリして酷い目に合わされる事になっていただろう………

こういう経験をして、人はニューOイプになっていくんだと思う。









違うか。

「さて、この後どうするかな………」

先ずは見回りしながらチビッ子達の様子を見に行くのが先決かな。
あのメンツが何も起こさない方が不思議だし………

「零治………?」

俺の名前を呼ぶ声が聞こえたので振り返るとそこにはアイスを食べているヴィータが。
いやぁ、何だか違和感を全く感じ無いな………

「何で頭を撫でんだよ………?」

「いや、何だかやらなくちゃいけない気が………嫌か?」

「アイスが食いづらい………」

そう言われたら止めなくちゃな。

「ヴィータ、一人か?」

「いや、リインも一緒だけど………」

そう言ってアイス屋の方を指差すヴィータ。
その先にはアイスを貰ってご満悦のリインが。

ああ、そんなにがっつくと………

「あっ、零治さんですぅ〜こんにちは!」

「こんにちは………じゃなくてリイン、ちょっとこっちに………」

取り敢えずリインをこっちまで呼び寄せ、アイスで汚れた口周りはハンカチで拭いて上げた。

「ありがとです!」

「ちゃんと綺麗にして食べろよ」

そんなやり取りをじっと見ていたヴィータ。
何故かアイスとリインを順番に見ていた。

「どうした?」

「な、何でもねえよ!!」

「?」

暫く俺は2人と喋っていた。







「零治先輩!!校庭でトラブルがあって、それに八神先輩が1人で対応してて、だけど相手は近くの有名な不良高校の人で………」

ヴィータとリインと話して再び見回りを始めた直後、俺の元に1年の女子生徒がやって来た。
涙目で慌てていて取り敢えず緊急事態なのは見て分かった。

「取り敢えずはやては何処にいるんだ?」

「駐輪所です」

「悪いけど先生を呼んでもらっていいか?俺は先にはやての所に向かう」

「は、はい!」

俺は急いではやての所へ向かった。













はやては見回り中に5人の男の集団に人気の無い場所に連れて行かれる女子生徒を見かけた。
それを不審に思ったはやてはその集団について行った。

後に反省するならば応援を呼ばずにノコノコついて行ったのが反省点だったのだろう。

「何だ?俺達が悪いのか?俺達はただ単に祭りを回ってただけだぜ?むしろ被害者だ。少し話をするために連れ
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