第百四話 鬼若子への文その一
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「都のどの寺にも」
「僧兵を持っておるとなれば相当な寺じゃがな」
「その数はかなり多いものでした」
「五千はおったそうじゃな」
「間違いなくそれだけは」
「五千の僧兵を出せる寺か」
信長は信行から数も聞き余計に考えて述べた。
腕を組み真剣な顔で考え込みこう言ったのである。
「延暦寺ではないな」
「延暦寺に聞いてもです」
「知らぬと答えてきたか」
「その日延暦寺は都には出なかったそうです」
「そうか。流石にこうしたことではな」
延暦寺も嘘を言わない。言っても何の意味もないからだ。
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