第83話 文化祭(なのは)
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町なのはだって見て分かったらしく話かけてきたみたいなんだけど………
ディアちゃん達は見かけないし、零治君は何処に行ったか分からないし………
「ディア、シュテル、レヴィ………アミタ、キリエ、レイ………」
「ほら、りんご飴買ってあげるから泣かないで………」
う〜ん、やっぱり可哀想だな………
早く見つけてあげたいけど………
「いたぞ!!貴様、ユーリを返せ!!」
そんな事を思ってると後ろから大きな声が。
振り向くとそこには小さな夜美ちゃん、小さい星ちゃん、小さいライちゃんがいました。
やだ、3人共可愛い………
「みんなもりんご飴舐める?」
「舐めるー!」
「私もいただきます」
「我が先だ!!って違う!!」
地団駄を踏むディアちゃん。
「ディアー!!」
「おふっ!?」
嬉しさの余り抱きついてきたユーリちゃんを支えきれず倒れてちゃった、ディアちゃん。
「ああー!?我のりんご飴がー!!」
その反動で私が渡したりんご飴が落ちてしまった。
「ディア、ごめんね………」
「りんご飴………」
「美味しー!!」
「美味です」
そんなディアちゃんお構いなしにりんご飴を舐める2人。そんな2人をディアちゃんが羨ましそうに睨んでる。
「………また買って上げる?」
「おお、頼む!!」
私はディアちゃんの為にもう一個りんご飴を買って上げた………
「ありがとねー!!」
あの後、4人は更に別れた2人を探しに、手をつないで行ってしまった。
迷子にならなきゃいいけど………
「申し訳ない、少し良いかな?」
「はい?」
声をかけてきたのは紫の髪の女性をおんぶしてるメガネをかけた男性だ。
彼も紫の髪をしてる所から見ると兄妹かな?
「休憩所は何処か分かるかな?彼女が肝試しで気絶してしまって………」
「ああ………」
それ、確実に私のクラスですね………
「一階の下駄箱から入って左に真っ直ぐ進んだら保健室があるので、そこに行けば………」
「そうか、ありがとう。助かったよ………」
そう言って男の人は行ってしまった。
「何だかごめんなさい………」
聞こえないように私は呟いたのだった。
「あ〜あ、何だか疲れちゃったな………」
後夜祭も始まり、みんなそれぞれ楽しんでいる中、私ははやてちゃんと一緒にベンチに座ってます。
疲れたし、踊る元気が無かった私ですが、はやてちゃんは頭を抑えながらベンチに座ってます。
さっきまですずかちゃんもいたのですが、疲れた私達に飲み物を買いに行ってもらってます。
「楽しめたんか?」
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