第81話 文化祭(神崎)
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関係が悪化したり、今まで幸せそうだった兄と女性の関係を悪化させるかもしれないとは思わないの?」
「あっ………」
「はぁ………」
失敗した時の事を忘れてた………
「まあウジウジ悩んで後に後悔するより、言って後悔した方がスッキリするかな………」
「ん?何?」
加奈が呟いた様に言ったので聞こえなかった。
「何でも無い………だけどありがとう。答えとしては微妙だったけどまあ納得出来たわ」
「納得って………しかも質問の意図がよく分からなかったし………」
「アンタは知らなくていいのよ、それじゃあ………」
「あっ!?待った!!」
何処かへ行こうとする加奈を止める。
「何?」
「俺も一つ聞いていい?」
「何よ?」
「加奈って転生者………?」
「………さあどうかしら?」
加奈は少し間を置いて、笑顔ながらもごまかすような感じで答えたのだった………
さて、加奈との話を終えた俺は目立たない様に忍び足で歩いていた。
この際文化祭はともかく、大事な物を失わない様にすることが一番だ………
そうやって歩いていると………
「待って下さい〜」
「ユーリ、早く!!」
「レヴィ、慌てすぎですよ」
「全く、はしたない」
「それにしてはディアも結構早足ですね」
「余計な事は言わんでいいわシュテル!!」
「ま、待って………」
何だか見覚えのある3人組プラス1人の女の子がいた。
あれってどう見ても………
「なあ君達?」
「ん?何お姉さん」
「うぐっ!?一応俺は男なんだけど………」
「なるほど、これが夜美の部屋に隠してあった本に書いてあった男の娘なのですね」
「いや、その表現は勘弁してください………って今夜美って言った?」
「ああ、我にそっくりの女の事だ」
夜美の知り合い?
って言うかどう見ても………
「マテリアル逹だよな………」
「そうだよ!!僕はレヴィ、レヴィ・ザ・スラッシャー!!かっこいいでしょ!!」
「レヴィが名乗るのなら我も名乗るか、我はロード・ディアーチェだ」
「私はシュテル・ザ・デストラクターと言います」
「わ、私は………ユーリ・エーベルヴァインです………」
名前あったんだ………
全員女の子の名前じゃないし、最後の子の事なんて全く知らない。
俺の知らない原作の話があったのか………?
「えっと………俺は神崎大悟、管理局の魔導師何だけど少し話を………って!?」
この子達、一気に逃げやがった!!
「ま………」
「居た、神崎君だ!!」
「げ!?」
タイミング悪く見つかる俺。
こ
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