第百一話 海での戦その一
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戦というのは」
「はじめてだからか」
「敵を見つけることも勝手が違いますな」
「いや、同じじゃ」
しかし柴田はその前田にこの言葉を返した。
「それは同じじゃ」
「戦だからですか」
「そうじゃ。同じじゃ」
これが柴田の見立てだった。
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