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戦国異伝
第九十八話 満足の裏でその四
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「武士は誰にお仕えするか」
「極論すれば禄を下さる方ですな」
「その方が主君になります」
「では我等は」
「はい、そうした考えに至ることもできます」
 幕臣である以上に織田家の臣であるとだ。禄を多く貰ってるが故に。
「少なくとも公方様が織田殿に歯向かわれるとなっても」
「誰も公方様にはつきませぬか」
「少なくとも織田家の領地の中では」
 幕府が完全に入っているだ。その中ではだというのだ。
「領民のほぼ誰としてです」
「公方様にはつきませんか」
「はい、まさに」
 そうなるというのだ。若し義昭が信長に歯向かおうともだ。
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