第九十七話 都の邸宅その十一
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達はとにかく松永を信じなかった。これは他の家臣達も同じだ。殆どの者が彼を信じるどころか隙を見せれば成敗しようとさえしていたのである。
そして都で兄からの話を聞いてだ。信行はこう言ったのだった。
「ふむ。兄上の都でのご邸宅じゃな」
「はい、公方様にお願いされてです」
「そのうえでのことです」
村井と武井が答える。
「都にご自身のご邸宅を設けられる」
「そのことを頼むと」
「わかった。ではすぐに築くとしよう」
信行も弟達の言葉に頷く。
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