第九十七話 都の邸宅その四
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になっていた。そのうえでの話だった。
「そうであろう。四霊に護られ鬼門と裏鬼門にそれぞれ比叡山、高野山がありな」
「その比叡山があの有様であるが故に」
「そして高野山も」
「それが大きいが都はそうした話が多過ぎる」
そうだというのだ。そしてそれは信長の言う通りだった。
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