第九十五話 大と小その十一
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が織田家に入らずに幕府に留まればどうかというのだ。
「その場合はな」
「どうにか織田家に来て欲しいが」
「さて、どうなるか」
「それがわからんな」
「ふむ。ではじゃ」
ここで言ったのはまた安藤だった。やはり彼は四人衆のまとめ役だけはあった。
「殿に少し申し上げてみるか」
「というと何じゃ?」
「よい考えがあるのか」
「禄じゃ」
彼が言うのはこれだった。
「禄を出せばどうじゃ」
「?では禄を出してつるのか」
「そうするというのか」
「いや、つるのではない」
安藤はこのことは否定した。
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