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戦国異伝
第九十五話 大と小その九
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うでした」 
 だが、だったのだ。義昭は実際には。
「しかしどうも予想以上にです」
「危うい方ですな」
「どうにも」
「しかも非常に誇り高い方です」
 将軍にだ。このことについては相応しいと言えた。
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