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とある星の力を使いし者
第17話
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言をする。
麻生も一緒に姫神を救出する事になっているが先ほどから携帯に連絡しても全く反応がない。
麻生も上条と同じインデックスの足枷となっているので参加せざるを得ない状況なので来るとは思う、とステイルは言っていた。
正直、上条は麻生がどれだけ強いかは分からない。
記憶を失っているので麻生恭介という人間性もよく分からないのだが、このステイルがあてにするくらいの男なら相当強いのでは?、と上条は思う。
ステイルは行くよ、と言って二人は自動ドアをくぐり「三沢塾」の中に入っていった。






上条達が「三沢塾」に入った同時刻、麻生はまだ部屋の中にいた。
正確にはあの神裂が出て行ったあとそのままベットに転がり寝てしまったのだ。
携帯を確認すると何件か上条の電話が来ている事に気づくが、どうせ一緒に行こうという誘いだろうと判断してかけ直さなかった。
どうしようか、と麻生は考える。
正直、あの二人が居れば事件は解決するだろうと考えているのだが、少しでもこの一件に関わる振りでもしておかないと指示に従わなかったとしてインデックスを回収されるかもしれない。
麻生はゆっくりと立ち上がり服を着替えて部屋を出て「三沢塾」に向かう。
出来れば着いた頃には全てが解決していると願いながら歩いていると。

「麻生恭介!!」

麻生の耳に聞きなれた声が聞こえ振り返る。
そこには麻生の恩人でもある、吹寄制理がなぜだか知らないが怒りながらこちらに向かって歩いてくる。
彼女は愛穂や桔梗と同じ麻生の命の恩人で幼い頃、学園都市に来た麻生がたまたま会った制理に問いかけた時、偽りない答えを答えそれが決め手のなり今の麻生がいる。
文字通り命の恩人なのだ。
それから高校になって再開したのだが制理はあの時の麻生の事は覚えていなかった。
だが、それでも麻生は恩人に変わりはないと思っている。

「お前は夏休みなのに制服なのか。」

「さっき学校に行っていたのだから仕方がないでしょ。
 それよりも大覇星祭の出場する種目、まだ貴様だけ決まっていないのよ。」

「大覇星祭はまだまだ先の事だろ。
 まだ決めなくても大丈夫だと思うのだが。」

「いいえ、既に運営委員会は種目のエントリー用紙を配っている。
 大きな行事だから早めに決めて色々打ち合わせがあるのよ。
 だから早く決めろ!!」

「お前、やる気満々だな。」

「貴様がやる気がなさすぎるのよ!!!」

麻生はこういった行事には一応参加するが、制理のように進んでやるような男ではない。
早く「三沢塾」に行って用事を片付けたいのだが、目の前の制理がそれを許してくれなさそうだ。
制理から種目標を受け取り比較的に楽な行事を選び、極力競技に入る回数を少なくする。
制理は麻生が決めた種目を
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