第九十五話 大と小その一
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十六国を有するようになった」
「それはよいことですね」
「まあ天下の前には小さなものじゃ」
帰蝶にもこう言うのだった。これで終わりではないとだ。
「まだまだこれからじゃ。じゃが」
「それでもですね」
「今はこれで満足して政に入る」
戦はせぬというのだ。暫くは。
そして次に何をするのか。それだった。
「かなりじっくりと治める。しかしその前に」
「あの場所に赴かれますか」
「わかるか」
「帰られて。すぐに仰ると思っていました」
帰蝶は微笑んでこう信長に答えた。
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