第九十三話 朝廷への参内その七
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。礼服にその南蛮の」
「マントじゃな」
「はい、それもとは」
マントのこともだ。林は言うのだった。
「おそらく帝が伴天連の者から献上されたものでしょう」
「そうであろうな。そしてそれをわしに下された」
「まことに恐れ多い方です」
「わしは帝に大きな恩ができた」
信長はあらためて言う。帝の御前から下がる廊下のその途中で。
「これはやはりな」
「朝廷への献上金をですか」
「うむ、伊勢神宮もじゃ」
皇室の祖である天照大神を祭っている社だ。本朝随一の社と言っていい。
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