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戦国異伝
第九十三話 朝廷への参内その四
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い」
 こう言ってだ。そのうえでだった。
 信長は女官達が開いたその襖の間を通った。家臣達もそれに続く。そのうえで部屋に入る。その部屋は
 下は檜の床だった。左右に公卿達が揃っている。流石に彼等の身なりはいい。
 その礼装の彼等の間、奥には御簾がある。それで姿は見えない様になっている。
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