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戦国異伝
第九十三話 朝廷への参内その二
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長に告げたのだった。
「我等の晴れ舞台です」
「うむ。では行こうぞ」
 信長は笑みから真顔に変わる。そのうえで。
 織田家の面々は宮中に入った。宮中は檜で造られていた。だが。
 壁が崩れ門も所々が壊れている。それを見てだ。
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