第九十二話 凱旋の後その十二
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いた。その彼等にだ。
松永は楽しげに微笑み。こう告げるのだった。
「では我等は織田家の家臣となる」
「完全に、ですか」
「もしや」
「面白い家ではないか、織田家は」
これが彼の直属の家臣達への言葉だった。
「家臣として中におるのも悪くない」
「ですが我等は魔界衆です」
「織田家による天下統一は我等にとって害」
「戦乱が終わり血や嘆きが減ってしまいまする」
「それは甚だ不都合ですが」
「魔界衆か。いや、よいか」
言おうとしたが視線を一瞬だけ、家臣の誰にも気付かれぬ様に右にやりそのうえでだ。彼はこう言ったのだった。
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