第九十話 堺衆その十二
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出しながら。
「あの津々木と何か」
「?あ奴と似ておるか」
「気のせいだと思いますが」
だがそれでもだ。感じるというのだ。これが信行の見たところだった。
「あの闇の衣の男と」
「ふむ。あ奴か」
「兄上はどう思われますか。似ておりますか」
「少し見ておきたい。見極めるとする」
信長は真剣な顔になって弟に述べた。
「あ奴もな」
「一刻も早く斬るべきですが」
「まあ少しだけ見ておく」
こう言ってだ。そのうえでだった。
信長は松永を見ていくのだった。だが信行達は彼への警戒の念を緩めてはいなかった。そしてそのうえでだ。織田家の面々はその本陣に利休を迎え入れるのだった。
第九十話 完
2012・5・6
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