第八十六話 竹中の献策その五
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そのうえで信長に答えるのだった。
「こちらは多くの鉄砲に長槍があります」
「そして弓もあるのう」
「具足もよいものです」
織田家は具足も考えていたのだ。その青い具足は他の家のものに比べて軽くしかも小手もあれば足も守っている。無論草履もはいているのだ。足軽に至るまでだ。
そうしたものまで頭に入れてだ。竹中は信長に答えていく。
「その強さは三好の兵を凌駕しております」
「では正面からぶつかっても勝てるな」
「いえ、それでは死ぬ者が多く出ます」
竹中がこう言うとだ。信長はにやりと微かに笑った。しかし今は語らない。竹中に対して語らせるままにしてだ。聞き続けるのだった。竹中もそれを受けて話していく。
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