第8話 未来の覇王 中編
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故でしょうか。劉ヨウ様の才覚を民が讃えているのですから、喜ばしいことと思いますが」
夏候淵は不思議そうな顔で聞いてきていますが、この人の場合、私の人となりを推し測っているんでしょうね。
おーーー、怖い。
「別に讃えられるためにやったのではないです。私のためにやっただけです。結果的にそれが民の為になっただけですよ」
私は自重気味に話した。
私のためにやったのは事実ですから。
「傲慢過ぎるのは問題でしょうが、謙虚過ぎるのも嫌みに聞こえ人に要らぬ不評を買うと思います」
夏候淵は私が謙遜していると思っているようです。
「ははっ、手厳しいですね。そうですねご忠告ありがとうございます」
「あっ!いえ、つい出過ぎたことを申し上げました」
「いいのですよ。置きになさらずに」
私と夏候淵は少し打ち解けれた気がしました。
お爺々様は相変わらず不機嫌でした。
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