第8話 未来の覇王 中編
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ことになる私には、保険にもなります。
劉ヨウ様と彼の祖父らしき方が言い争いを初めた。
「お爺々様」と呼んでしたので、この老人が劉本だろう。
華琳様の命で劉ヨウを招待しようとしたのだが、劉本が丁重に断ってきた。
このことは予想がついていた。
それでも敢えて華琳様は劉ヨウを招待しようとしたのだから、私も簡単に引くわけにいかなかった。
私のことをしつこいと思ったのか劉本は、本音を吐露してきた。
「宦官の孫」幾度となく聞いてきたが、いつ耳にしても腹立たしかった。
華琳様が何故そのように侮蔑されなければならない。
怒りが少し顔に現れてしまったが、直ぐに、私はいつもように冷静さを装った。
そんなとき劉ヨウが前に進みでて、劉本を嗜めてきた。
しばらく言い合っていたが、劉ヨウは埒があかないと思ったのか私を見て、止める劉本を無視して、劉ヨウは私に案内を頼むと言ってきた。
「はっ!こちらでございます」
私は諦めようとしていたので、突然の劉ヨウの行動に驚いてしまった。
私が夏候淵と一緒に曹操の屋敷に向かうと、お爺々様と護衛の兵は悩んだ末に、私達について来ました。
お爺々様は不機嫌です。
後で、フォローしないといけないですね。
「ところで曹操殿はどういった方です?」
私は夏候淵に曹操のことを聞きました。
レズロリ覇王様であることを知っているのですが、私の認識と同じか確認のためです。
「曹操様は美しく聡明な方だと思います。」
「ほぅ―――。それは楽しみです」
成長した曹操はチビですが美少女でしたから、美しいというより、かわいいが正確な気がします。
あれでSじゃなければ、文句なしなのですが・・・・。
曹操の前で「チビ」という言葉は禁句でしたね。
気をつけないと首を鎌で切り落とされます。
「私は趣味がないのですが、曹操殿のご趣味は何でしょうか?」
「そうですね料理や読書、武術、馬術なんにでも興味を持たれる方です」
夏候淵は自慢げに曹操のことを話していました。
多趣味ぶりは流石、曹操だと思いました。
私、趣味がないです。
お爺々と都督のジジのせいで・・・。
「劉ヨウ様は武勇に優れておられるとお聞きおよんでおります。また、山陽郡にて、山陽の麒麟児と称されていることも」
ふぅ―――ん、ピーンときました。
私を呼んだのはそういう理由ですね。
将来、人材マニアとなる曹操です。
「山陽の麒麟児」と呼ばれる私に興味を持ったのしょうね。
なんとなく納得できました。
「私にとってその通り名は恥ずかしいのであまり言わないでいただけませんか」
「何
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