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戦国異伝
第八十六話 竹中の献策その二
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じゃ」
 また本願寺の話になった。
「あの寺とはできることなら揉めたくはないがじゃ」
「しかしです」
「うむ、向こうが来るならばじゃ」
 どうかというのだ。信長もだ。
「相手をせねばならぬかもな」
「その辺りは厄介ですな」
 深刻な顔で述べた竹中だった。
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